転校少女歌撃団のライブに行ってきた

 4月28日に行われた、「転校少女歌撃団 5thワンマンライブ ~THE LAST GIGS~」を見てきた。このライブは、7人体制で行われる最後のライブであり、この日をもって卒業する古森結衣のヲタクを長年しているわたしとしては絶対に外してはいけないライブだった。

 わたしが転校少女歌撃団の現場を見るようになったのは古森加入後なので、その前の姿は知らない。ただ、最初に見た2017年3月の印象では、ビジュアルはとても良いのだが全般的にきれいにまとまりすぎている印象を受けた。端的に言ってしまうと、「可愛いけれどあまり面白みはない、割とよくある清純派アイドルグループ」だった。ただ、リーダー岡田夢以の朗読は当時から良かったので、差別化を図るならここだと思っていた。

 その後もちょこちょことライブを見ていたけれど、やはり評価はそんなに変わらなかった。せいぜい、古森が以前所属していたGALETTe*の名曲「じゃじゃ馬と呼ばないで」が彼女たちによってカバーされたのが嬉しかったくらいだ。

 しかし、2ndシングル「ショコラの独白」リリースイベントのときには彼女たちはすごい進化を遂げていた。たぶんメインボーカルである塩川莉世の力強い歌と、岡田夢以が曲中に放つセリフがあわさり、いわゆるエモさが段違いになっていた。5人から7人に増員してメンバー内で何があったのかはわからないが、この1年半で新メンバーの2人と初期メンバーの5人がいい化学反応をしたであろうことはすぐにわかった。

 無駄に思い出のことを書いたので当日のライブの話をするが、控えめに言っても最高だった。グループの持ち歌21曲を全部歌い切り、気づけばあっという間に終わってしまったというのが正直な感想である。何よりも、GALETTe*を不完全燃焼のまま終えるしかなく、最後のほうは生き急ぐように活動していた古森が、生き生きと楽しそうに最後のライブを過ごしていたというそれだけで十分なのだ。

 同じ日に卒業する栗田恵美はもはや歌が苦手とは言えないレベルの進化を見せていたし、松本香穂も大方の予想通りすぐ泣きだすなどその最後の輝きを見せてくれた。また、グループに残る塩川莉世は力強い歌声と安定しないMCを、岡田夢以はリーダーとしての安定したMCとエモさ溢れるセリフを、松井さやかは要所を締める歌唱力を、渚まおは天性の小悪魔ぶりをそれぞれ遺憾なく発揮したと思う。今後の4人は「転校少女*」としての活動が予定されているが、きっと良いものになることを信じてやまないのであった。